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沖縄のLSI設計ベンチャであるマグナデザインネットは, 2002年初頭にも地上波ディジタル・テレビなどOFDM(直交周波数分割多重)方式に対応したチップをデモンストレーションする。
マグナデザインネットは2001年に設立したばかりの沖縄ベンチャ。
もともと沖縄にはLSI関連企業がほとんどなく, 沖縄で大規模なLSI設計に着手したのは「今回が初めて」(同社のチーフ・サイエンティストで琉球大学工学部情報工学科教授の和田知久氏)である。 同社が沖縄という土地を選んだ理由は大きく三つある。 第1に,沖縄には米国シリコンバレーや台湾新竹のように良い住環境があり,「自由な発想を生みやすい」(同社開発部長の村上修ニ氏)。 第2に,オフィスや通信コストが安い。 第3に,世界の生産基地である台湾やアジアに近い。
同社はまず,日本を中心としたシステム・メーカーと協力しながら事業を拡大し, 最終的には自らチップ・ソリューションを提案できる企業を目指す。 同時に琉球大学から優秀な学生を輩出し,ベンチャを生み出すシリコンバレー型モデルの実現にも挑む。
(日経マイクロデバイス 木村 雅秀)